「学べる強い同友会」で全研迎えよう【宮城】

鋤柄会長招き 「仲間を増やそう決起大会」

 宮城同友会では11月21日、鋤柄修・中同協会長を講師に迎え、「仲間を増やそう決起大会」を開きました。宮城同友会は、来年3月6~7日に仙台で開催する第38回中小企業問題全国研究集会(中同協主催、以下「全研」)の設営を担当するにあたり、「学べる、強い同友会」となって全国からの参加者を迎えたいと、増強にも力を入れています。

 当日は、決起大会に先立ち、朝9時から夕方5時までを「仲間を増やそうDAY」とし、全支部・地区をあげて会員対象者を訪問、入会を呼びかけました。この日は、仙台にしては季節はずれの大雪となる中、全部で25名の会員が増強活動に参加し、11名が入会しました。

 つづいて、夜6時半から仙台市内で開かれた決起大会には、50名が参加。「時代が求める“仲間づくり”の運動~学べる、強い同友会は豊かな社会を創(つく)る力」と題した鋤柄中同協会長の講演を受け、グループ討論を行いました。

 鋤柄氏は、2010年5万名会員をめざす意義と「中小企業憲章」制定運動の意義について述べたあと、東北の中心・宮城同友会への期待を熱く語りました。「宮城を元気にするために、一緒に学んでいこう」と、その場で入会を決めたゲスト参加者もいました。

 来年3月6~7日には、「よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪に、日本の未来の土壌づくりを」をテーマに全研が仙台で開かれます。記念講演講師は、「森は海の恋人」を合い言葉に、海の幸を守るために山で植林活動を始めた畠山重篤氏。18ある分科会は、「経営戦略」「経営指針」「地域おこし」「政策課題」「見学」の4つの柱からなり、豊かな地域資源に着目した4つの実践報告の「地域おこし」分科会や見学分科会など、テーマを深めるヒントにあふれた内容になっています。

 宮城同友会では、グループ討論の充実を図るため、グループ長研修を強化するとともに、同友会理念に基づく企業づくり、地域づくりに従来以上に力を入れ、たくさんの仲間を新たに迎えながら、全研を成功させたいと張り切っています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 12月 5日号から