地域から待望される時代に~すべての同友会で期首会員数を上回って新年度を迎えよう

 年度末を迎え、各同友会の会員増強活動も総仕上げの段階に入りました。2月には、熊本(22日、600名)、山形(26日、370名)、愛媛(29日、420名)などの達成を祝う集いが開かれました。あと1カ月、すべての同友会が期首会員数を上回って新年度を迎えましょう。25日に開かれた中国地方会員増強交流会と首都圏同友会増強デーの様子を紹介します。

【中国地方会員増強交流会】経営課題で問いかけ

 中国地方会員増強交流会が2月25日、島根・松江市で開かれ、鳥取・島根・岡山・広島・山口の同友会から32名が参加しました。

 交流会では、今年1月に念願の200名会員を達成した山梨同友会の中村猛志代表理事が、その教訓を報告。中村氏は、「中同協の会議に参加後、3日くらいの間に役員と会議をもった。それを繰り返すうちに、会員を増やすことについて認識が一致してきた。特に『中小企業家しんぶん』の会員増強の記事の読み合わせは役に立った。会員増強では、訪問して経営課題を聞くことに徹してきた。“自社を客観的に見たことがありますか”“社員は不満を持っていませんか”などの問いかけが入会に結びついた」と熱く語りました。

 その後、5同友会が会員増強について報告、グループ討論を行いました。最後に、三宅昭二中同協副会長が、「同友会の活動が各地域で待望される時代になった。それにこたえるために会員を増やそう。リーダーが本気で燃えることで、組織全体に意志は伝わる」と結びました。

【首都圏同友会増強デー】4同友会で45名入会

 2月26日、首都圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)同友会が、初めての一斉会員増強デーに取り組みました。中同協からも3同友会に応援に入り、4同友会で45名の新会員を迎え入れることができました。

 千葉では、60社を訪問し、20名が入会。入会約束15名を含めると、会員数1100名が見えてきました。埼玉は、35社訪問して12名が入会。7月埼玉で開かれる全国総会に向け、5月までに1100名にしようと、意気が上がっています。神奈川では、12チームで動き、10名が入会。会員数は606名となりました。2月29日には小田原・箱根の地域で支部づくりをめざした例会も開かれました。東京は、26日をゴールに紹介強化期間を設けて取り組み、この日は4名が入会し、15名の新たな紹介がありました。

 首都圏同友会では、3月17日に2回目の増強連絡会を開き、今回の増強デーの教訓を交流し、次年度の方向を考える予定です。

「中小企業家しんぶん」 2008年 3月 5日号から