【第38回中小企業問題全国研究集会・仙台】よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪に

日本の未来の土壌づくりを

 3月6~7日、杜の都仙台市で、第38回中小企業問題全国研究集会(全研)が「よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪に、日本の未来の土壌づくりを」をメインテーマに開かれました。全国から集まった1335名の参加者は、基調講演、18の分科会、記念講演から学びました。

 まだ冷たい風の残る仙台も春を感じさせる青空が広がりました。開会にあたり主催者を代表して中同協鋤柄修会長は「良い会社をつくり、豊かな地域をつくるという私たちの使命を自覚して学びあいましょう」と呼びかけ、研究集会の幕が上がりました。

 基調講演は、赤石義博中同協相談役幹事が「地域力経営とは」と題して、豊かな地域づくりに果たす中小企業の役割を強調。次いで、分科会に分かれ、経営戦略や地域おこし、政策課題などを学びあいました。

 懇親会は、鍋島孝俊実行委員長のあいさつでスタート。村井嘉浩宮城県知事をはじめ、仙台商工会議所、地元金融機関のトップがお祝いに駆けつけました。

 2日目全体会議では、梅原克彦仙台市長の祝辞後、「森は海の恋人」をテーマに畠山重篤氏が記念講演。氏は、生命の連鎖としての森と海の関係をユーモアを交えて熱く語りかけました。

 「学びの成果を企業、同友会、地域に生かそう」との広浜泰久中同協幹事長のまとめ、次回全研開催の熊本・米村浩幸代表理事の閉会あいさつで幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 3月 15日号から