ワクワクどきどき仲間づくり運動~山形、愛媛が相次ぎ目標達成

増強で地域再発見~山形が370名

 山形同友会は2月26日、370名達成祝賀会を開催。当日も4名が入会し、374名で迎えた祝賀会場には、西塔組織委員長の発声で、「バンザイ」3唱の声が響き渡りました。祝賀会には、鋤柄中同協会長と、秋田同友会から佐田副代表理事、武田事務局長も出席。鋤柄会長からは、「500名の組織になれば存在感があり、行政も無視できなくなる。地域再生のために筋のとおった同友会になりましょう」と激励の言葉がありました。

 ここまでの道のりには、たくさんのドラマがありました。組織委員会が「絶対達成する」と宣言し、6月に決起集会、7月増強月間で12名が、10月10日の増強デーでは、中同協、秋田、新潟同友会の支援もうけ、1日で18名が入会しました。

 しかし厳しい経営環境下で会員企業の倒産や退会も止まらず、ゴールがなかなか見えてきません。一時はハラハラしましたが、「みんなが動けば必ず達成できると信じている」との西塔委員長の言葉どおり、5つの支部、組織委員会、理事会の総力で達成できました。

 全国に学び、増強の意義を何度も確認し、目標の約3倍の対象者リスト、ワンゲスト運動、増強ニュース「ワクワクどきどき山形同友会物語」の発行、新会員フォローアップセミナーの毎月開催など力を尽くしてきました。会員増強の活動は地域再発見につながり、大きな励みとなりました。 370名は通過点。500名会勢で2010年「青全交」開催へと、次の課題に向けてスタートしました。

持ち味生かし愛媛も420名

 昨年9月末にスタートした愛媛同友会の「仲間づくり運動」は2月29日、目標会員数420名を達成し、422名で祝賀会を迎えることができました。当日は、四国地区同友会のメンバーも駆けつけ、総勢110名が参加しました。

 成功の要因は、「学べる例会づくり」と「会内外への声掛け」の2本柱で運動を展開してきたこと。参加しやすい例会の雰囲気づくりをする人、入念な事前準備で学びの質的強化に取り組む人、声掛けや企業訪問で人の輪をつなげる人など、共に成長しあえる仲間を1人でも多く迎えられるよう、会員一人ひとりが自分の持ち味を生かし、チームプレーで取り組みました。

 長く休会状態にあった会員が例会に参加したり、農業や福祉など新たな会員層を迎えるなど、活動の可能性も広がりました。420名達成後も入会者が相次ぐなど、地域に根ざした企業づくり、社員が働きがいを持てる職場づくりに邁進する会員経営者の熱意が、この運動を本物へと成長させています。

「中小企業家しんぶん」 2008年 3月 15日号から