建築確認遅延問題―全国状況の把握へ【中同協常任幹事会】

 3月28日、東京で中同協第2回常任幹事会が開かれ、35同友会から59名が出席しました。

 冒頭、鋤柄中同協会長が、「ある説では『自然との調和』が日本の文化だそうです。中小企業憲章制定の運動も、その精神で進めるべきではないかと思います。各同友会の総会方針には、必ず憲章、条例制定の運動に取り組むことを柱として確認していただきたい」とあいさつしました。

 会議では、中同協第40回総会(7月10~11日、埼玉)の分科会企画や、役員推薦名簿、決算見通しを承認。第36回青年経営者全国交流会(9月11~12日、岩手)も企画案が承認されました。

 「2009年度国の政策に対する要望提言案」の討論の中で、愛知同友会が建築確認遅延問題の追跡実態調査を3月に実施し、昨年秋の段階より影響が広がっていることを報告。会議終了後、建設業関連の幹事による協議の結果、他の同友会にも実態調査の実施を呼びかけ、全国の状況把握を踏まえて対策会議をもつことなどを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 4月 15日号より