全国の会員の皆様へ 仲間の輪を広げる活動に参加を~中同協5万名推進本部長 広浜 泰久氏

史上最高の会員数を達成

 中同協では、4月1日付で4万1077名と、過去最高の会員数を達成しました(1面に記事)。全国での努力に対する、広浜泰久・中同協5万名推進本部長のお礼とお願いの談話を紹介します。

 まずは、4月1日の会勢をもって全国の会員数が同友会史上最大となったことを皆様にご報告するとともに、この1年間の各同友会のご健闘に対し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 昨年、鋤柄会長から5万名推進本部長を引き継いだ時点で、会員数は3万8000名台でしたから、少なくとも2007年度内に4万名は回復したいと考えていましたが、一気に最高会勢まで更新できるとは! 各同友会が力を発揮するとホントにスゴイと思いました。

 これで5年連続で全国での会員数は純増となったわけですが、その原動力は何といっても「同友会運動50年で積み上げられてきた財産」であると思います。というのは、最近入会した方々と接するたびに感じる、その「意識の高さ」。決して「お付き合い」では入会していないんですね。

 これまでに同友会が積み上げてきた活動、特に学ぶ活動の密度と質が、私が入会した1990年当時から見ても格段の進化を遂げています。経営環境もますます厳しくなる中で、何とか自己革新していきたいと考えている経営者の皆さんに訴えるもの、これが大変大きくなってきたのだと思います。

 実際、私自身もそうですが、「ウチの会社だけ良くなればいいや」とは言っていられなくなりました。「このままで、大丈夫だろうか」と思える取引先は周りにたくさんあります。

 それと、行政とのかかわりが濃くなってきたことも、「何とか増やさなくちゃ」と考える大きな動機になりました。

 一緒に活動する中で、行政の方々にも非常に大きな手ごたえを感じていただいている。「一緒に力を合わせれば確実に地域は変えることができる!」そんな確信さえ感じられるようになったその時に、「ホントに地域に責任の持てる同友会なの?」という問いの重さに愕然(がくぜん)としたわけです。

 増強活動も、以前とは比較にならないくらい素晴らしいもので、入会を勧めに行った先での“ミニ討論”は実に楽しく勉強になります。それは経営について語り合う“例会”そのものです。

 全国の会員の皆さん、楽しくて、経営について学べる会員増強活動にご参加ください。「経営指針はありますか」「社長1人で悩んでいませんか」など、心からの呼びかけをお願いします。大いに経営と地域について語り、共感の輪を広げていきましょう。

「中小企業家しんぶん」 2008年 4月 15日号より