【中同協第40回定時総会】第1分科会~時代を見すえ、経営革新と地域づくりを

中同協設立40周年(2009年)をどう迎えるか~10年間の運動の教訓に学び、未来を展望

 第1分科会は、パネルディスカッション方式で進行。パネリストは、湯本良一・東京同友会代表理事、宮崎由至・三重同友会代表理事、石神憲一・宮崎同友会会長の3人が登場、コーディネーターは国吉昌晴・中同協専務幹事が担当しました。

経営革新と地域づくり

 第1の柱は、同友会創立50周年(昨年)をどう迎えたか(東京)、同友会設立時に先人の教訓から何を学び継承したか(三重・1984年設立、宮崎・1992年設立)について発言。

 第2の柱は、同友会から学び、自社の経営革新をどう進めたかを具体的に展開。

 第3の柱は、今後の時代変化を見すえて、地域特性を生かした同友会づくりをどう進めるかを提起しました。

情勢に負けない企業と地域をつくろう

 パネリストの問題提起にもとづき、グループ討論では、同友会での学びで情勢に負けない企業づくりと地域の支持を得る同友会づくりをめざすことが議論されました。

 あわせて、中小企業憲章・振興条例制定運動を通じて中小企業の大切さを国民全体に理解してもらうこと、そのためにも会の存在価値を高め、会勢拡大の重要性が熱く語りあわれました。

 参加者からは、「国民や地域と共に歩む中小企業を掲げる同友会の出番、本流だと確信を深めた」「地域の特性を生かした同友会づくりを考える必要性を痛感した」「同友会運動この40年の積み重ねの正しさを元に、商工会議所など他団体とのコラボレーションを深めていきたい」との感想が寄せられています。

 3つの目的の総合実践、全国の運動交流の必要性を実感させる分科会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 8月 5日号より