工賃倍増計画に協力【宮崎同友会バリアフリー委員会】

【第14回障害者問題全国交流会 9月19~20日in東京】

 「人間尊重の社会をめざして」をメインテーマに、第14回障害者問題全国交流会が9月19~20日、東京で開かれます。8月27日の中同協常任幹事会では、望月優実行委員長が全国からの参加を呼びかけました。各同友会でも行政や障害者団体などと提携した活動を展開しています。

授産施設などが共同出店する県庁カフェテラス

 「人間尊重の社会をめざして」をメインテーマに、第14回障害者問題全国交流会が9月19~20日、東京で開かれます。8月27日の中同協常任幹事会では、望月優実行委員長が全国からの参加を呼びかけました。各同友会でも行政や障害者団体などと提携した活動を展開。今回は宮崎と岩手(8面)の取り組みを紹介します。

 宮崎同友会では、宮崎県「障がい者工賃倍増5カ年計画」の中の「Super歩一歩の店」事業を、今年度から受託しました。この事業は、障害者が支援施設や授産施設で製作した商品を共同出店で販売し、新たな取引や消費者への販売を拡大することで、障害者の工賃向上を図ることが目的です。7月14日にはその事業の1つとして、県庁カフェテラスをオープン。県庁観光に訪れる方たちにソフトクリームを販売しています。

 現在、バリアフリー委員会では、9月27日「第1回同友会バリアフリー祭り」の開催に向け、準備をすすめています。企業は仕事の体験コーナーを、会員事業所は屋台を出して、障害のある皆さんの働きぶりを発信。「歩一歩の店」も施設で作っている商品を展示販売。商品力をアップするため、企業の意見を聞く場も設ける予定です。互いを知り合うことから、職場実習受け入れや雇用の輪が広がると考えています。

 今年7月には、宮崎県「障がい者職場実習設備等整備事業」の補助金を受け、同友会事務局のバリアフリー化工事を行いました。今年は、同友会事務局としても、職場実習を3回予定しています。事務局がモデルになることで、「実習を受け入れます」「雇用をするにはどうしたらいいの」の声が早くもあがってきています。

「中小企業家しんぶん」 2008年 9月 5日号より