「100年に1度の危機」に同友会の出番 【第11回中同協役員研修会】

「国家百年の大計を考える経世家であれ」と赤石氏

 10月9~10日、群馬の「ホテルメトロポリタン高崎」で、「第11回中同協役員研修会」が開かれ、11同友会と中同協から58名が参加しました。

 1日目は、「半世紀を迎えた同友会運動、その歴史と理念に学ぶ」をテーマに、田山謙堂・中同協顧問が、「いま『100年に1度の危機』といわれ、世界経済のパラダイムが変わろうとしている」と切り出し、同友会理念や「労使見解」(「中小企業における労使関係の見解」)が生まれた背景などを自らの体験を通して紹介。グループ討論では、「同友会3つの目的や労使見解などが今でも会の理念として脈々と生きていることに確信をもった」など、活発な意見交換が行われました。

 2日目は、赤石義博・中同協相談役幹事が「現代日本の中小企業の経営課題と同友会運動」をテーマに「国家100年の大計を考える経世家であれ」と呼びかけました。鋤柄修・中同協会長は「同友会リーダーの使命、役割は何か」をテーマに、「同友会は経営者が学び実践する場」と、自らの失敗や実践を紹介しながら話しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 10月 25日号より