地域活性化へ課題共有【佐賀】

県商工労働部と初の交流会

佐賀県庁で県と交流会

 佐賀同友会は10月7日、県商工労働部商工課と佐賀県庁で交流しました。佐賀同友会からは松浦・直江各代表理事をはじめ7名、県からは商工課長など4名が出席。佐賀同友会が行政と話し合いの場を持つのは初めてであり、今回は同友会の活動を知ってもらうことを第1の目的としました。

 まず松浦代表理事が「同友会は経営者の道場である」と、理念や運動について説明。会員の経営体験からの学びを通して切磋琢磨しあう同友会の姿勢に「県としても経営者の悩みや問題をできるだけ共有していきたい」と賛同の言葉。そして「体験入会の実施をしてみては」「興味ある若者に声を掛けては」と県から提案される場面もありました。

 直江代表理事は全国で取り組んでいる中小企業憲章を紹介。それに対し、県からは「大企業に近づけるような底上げ的な施策が多い中、中小企業のスタンスを明文化した憲章は必要になってくるかもしれない」という意見が出されました。

 最後に、今後の交流の継続を確認し、交流会は終了しました。地域活性化、運動の広がりを感じる交流会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 12月 15日号より