支部例会中心に淡々と最高会勢【徳島】

2010年は400名が目標

支部例会では、事前に報告者の会社で打ち合わせ、事前報告会も開いて、当日を迎えます

 徳島同友会は、今年度1月26日現在で260名を超える会員数となりました。

 1996年6月に設立し、13期目の終盤にさしかかりましたが、97年度と2002年度に会勢が前年割れとなり、なかなか150名を超えることができませんでした。また、増強月間を設けてもイベントに終わり、入っては辞め、の連続でした。

青全交開催を増強の足がかりに

 会勢が伸びている県の傾向を見てみると、全国大会開催を足がかりに会勢を延ばしていました。そこで、徳島でも、と、「2006年青全交」(第34回青年経営者全国交流会)開催を決意したのが04年です。

 当時150名未満でしたが、250名会員で全国から参加される皆さんを迎えることを目標に置きました。最終的に210名と目標には達しませんでしたが、四国地方はじめ各地同友会の協力を得て、無事開催することができました。

 青全交に向けた取り組みでは、それまで徳島市内だけで開いていた例会を、阿南市と吉野川市でサテライト例会として開催。そのことで地域支部を意識するようになり、現在の徳島南支部と徳島西支部設立へのきっかけとなりました。

 07年11月徳島南支部設立では232名、そして08年10月には念願の250名達成、11月徳島西支部設立では、262名と最高会勢で迎えることができました。

対外発信も重視

 昨年度から、会外に同友会を知ってもらうため、入会案内「學ノスヾメ」を作成し、併せてホームページを刷新しました。また、徳島新聞の協力により例会等会合の事前案内や報告記事を掲載していただいており、ホームページや新聞記事を見ての問い合わせが増えてきました。

支部例会の充実に力ゲスト訪問も

 今年度からは、充実した支部例会をめざし、報告者の企業に訪問して打ち合わせをし、その後2回の事前報告会を経て例会に臨んでいます。

 報告者だけでなく、例会担当者も自社の経営課題に気づき、「労使見解」の浸透や経営指針の見直しの機会にもなっています。事前報告会では、報告者自らがゲストを招き、入会に至るケースもありました。

 支部例会へお誘いしたゲストへは、後日支部役員と事務局が訪問し、経営や業界の課題のほか、地域の状況にも触れ、地域における中小企業の重要性について確認しています。

 今年度目標は300名、そして2010年は400名を目標に掲げています。

 支部例会を中心とした「増」と「強」の活動で、淡々と会勢を伸ばしていきます。

「中小企業家しんぶん」 2009年 2月 5日号より