【第39回中小企業問題全国研究集会 熊本】火の国で滾(たぎ)る想いに華(はな)咲かせ、1182名が学びあい

「決してあきらめない」 企業存続で雇用守る

来賓あいさつする蒲島・熊本県知事

 「火の国で滾(たぎ)る想いに華(はな)咲かせ 光れ! 輝け! 中小企業」をメインテーマに、第39回中小企業問題全国研究集会(以下、全研。中同協主催)が2月12~13日、熊本全日空ホテルニュースカイをメイン会場に開かれ、全国から1182名が参加しました。1日目は18の分科会、2日目は「田舎(ふるさと)を宝に!」と題して、農業生産法人(有)コッコファーム代表取締役の松岡義博氏の記念講演が行われました。

 1日目は「 I 急激に悪化する経営環境下での経営戦略」「 II 経営指針・人材育成の強化で危機突破を」「 III 地球環境保全と元気な地域づくり」など、大きなカテゴリーのもとに分科会が開かれ、実践報告をもとにグループ討論。「小さくても強い会社をめざす」「決してあきらめない」など、明日からの挑戦に力のわく内容となりました。

 懇親会は、コンピューターグラフィックと音響を駆使し、3つの大画面で熊本の名産などを紹介。おてもやんに扮した萩原一郎・全研実行委員長の開会あいさつにつづき、幸山政史・熊本市長が来賓を代表してあいさつ。その後、熊本同友会の「同友の森づくり」の取り組みから、壇上で記念植樹が行われました。

 2日目は蒲島郁夫・熊本県知事が、来賓あいさつで「雇用を守る中小企業」への期待を表明しました。

 広浜泰久・中同協幹事長は2日間のまとめとして「(1)仲間から1社も倒産を出さない学びあいの場を。(2)地域にとってなくてはならない企業へ存在意義を問い直そう」と強調しました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 2月 25日号より