時代切り拓き、中小企業立国日本―中小企業憲章草案をグループ討論【中同協第2回常任幹事会】

中同協第41回定時総会(7/9-10 東京)へ

中小企業憲章についてグループ討論

 3月27日、中同協第2回常任幹事会が東京で開かれ、34同友会から58名が出席しました。中同協第41回定時総会の概要と参加呼びかけがあり、中小企業憲章制定運動推進本部からは中小企業憲章草案が提案され、グループ討論を行いました。

 冒頭、鋤柄会長が「春からわが社には新入社員が38名入る。厳しい情勢の中で心配だが、同友会の会合に参加すると元気がでる。中小企業憲章草案の検討が始まるので、全国で大いに議論を行ってほしい」とあいさつしました。

 会議では、中同協設立40周年記念総会となる中同協第41回総会(7月9~10日、東京)について、分科会企画や役員推薦名簿、決算見通しを承認。湯本・東京同友会代表理事が「テーマは、『熱き企業家精神で時代を切り拓(ひら)こう』。中小企業立国日本への経営のヒントをつかんでもらいたい。総会後のビジネスウェーブでは120ブースでビジネス交流を行う」と総会参加を呼びかけました。

 6月に青森で開かれる第13回女性経営者全国交流会の参加呼びかけと、9月に帯広で開かれる第37回青年経営者全国交流会の企画案が承認されました。

 「2010年度国の政策に対する要望・提言案」の討論では、福岡同友会より「社会保険料・国民年金の2年間支払留保と国による充当」を掲げた運動が提案され、中同協政策委員会で検討することになりました。

 最後に、中小企業憲章制定運動推進本部が憲章草案について報告。全文朗読の後、8グループに分かれて議論を行いました。参加者からは「前文・骨格・政策指針と3章構成になっており、わかりやすい」「初めて内容が鮮明に理解できた」などの感想が出されました。今後、本紙6月5日号に「会内討議資料」として発表し、会内での議論を深めていくことが確認されました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 4月 5日号より