地域に元気を発信しよう! 2カ月で158名が入会、会員1600名を突破【福島】

活力ある地域へ、今こそ同友会の出番

 福島同友会では、この1~2月の2カ月間にわたって「会員1600名達成増強キャンペーン」を展開。2月末日で、みごと念願の会員1600名を突破、新年度を昨年度期首会員比96名増の1662名で迎えることができました。

今なぜ会員増強かを徹底論議

 100年に1度といわれる大転換の経済環境の中、増強月間の実施にあたっては、会内から「この厳しい時期になぜ?」といった疑問の声もありました。

 役員会で「今なぜ会員増強なのか」を徹底して論議。出てきた答えは、「仲間が増えることは、活力ある地域社会創(づく)りに直結する」「今こそ同友会の出番。会員増強運動で、同友会から地域に元気を発信しよう!」。役員会の腹が固まりました。

会員増強は、仲間への最高のプレゼント 増強キャンペーンでは、県同友会の理事長や県内10地区の地区会長が、会員訪問や「会員への手紙」を送るなど、トップ役員自らが「同友会で得た感動を回りの経営者にも伝えよう」「会員増強は同友会をまだ知らない仲間へ贈る最高のプレゼント」と語りかけ、増強気運を高めました。

 また、地区ごとに自主目標を定め、増強目標の約3倍となる300名を超す入会対象者リストを作成。「同友会を知る会」や公開例会を各地で開催。「同友会の仲間が増えることは、活力ある地域づくりの源」「同友会に入り、共に会社を良くしていこう」と役員と事務局が2人組、3人組になって働きかけました。2カ月間で158名増という実績は、福島同友会では初めてのことです。

地域比10パーセント、2000名の会めざして

 福島同友会は32年前の会創立以来、ほとんど会員数を減らさずに、右肩上がりの順調な組織増強を展開してきています。

 それは、「同友会最大の魅力は会員一人ひとりの生きた経営体験にあり、その経営の辞書を増やすことは同友会運動の根幹であり、会員増強は同友会運動そのもの。また、団体も会社も自然減は避けられない。常に目標と計画を持って意識的に拡大を図らなければならない」という、歴代役員から受け継がれた福島同友会の良き伝統があり、たとえ1名でも対前年を下回らないという「増強体質」を作り上げてきたことによります。

 福島県は人口209万人、企業数は2万5451社で全国第19位。現在の会員数1662名は県内企業比6・53%で、全国の同友会の中で第4位の組織率を誇ります。

 2年前の創立30周年で発表した中期ビジョンには「地域比10%、2000名の会をめざそう」と宣言しています。 同友会の仲間が増え続けることが、地域経済を活性化させる確かな道であることを確信します。

「中小企業家しんぶん」 2009年 5月 5日号より