かすや支部(福岡)

私たちの街に、私たちの同友会を~みんなで学びあい、地域の中で中小企業の砦に

 4月17日、福岡同友会18番目の支部として「かすや支部」が誕生しました。

 この地域は、福岡市に隣接する粕屋郡内の6つの町(久山町・粕屋町・篠栗町・志免町・須恵町・宇美町)を対象とし、11年前から“粕屋同友の集い”を開き、かすや支部発足まで39回(延べ775名が参加)の学習・交流をすすめながら、発足の日を準備してきました。

 福岡市を中心とした福岡地区会では、行政区ごとの支部構成になっていないため、支部の枠を越えた集まりを通じて交流が深まり、市内のほとんどの支部からの移籍者と、新入会員が一緒になっての発足となりました。

 設立総会には、かすや地域より30名、福岡同友会の他支部より30名、計60名が参加しました。

 冒頭、船山代表理事が、「現在の厳しい経営環境のなかで支部が誕生することの意義と、同友会として目先のことだけでなく大局的に時代の流れを察知することが大切です」とあいさつ。続いて、この地域に支部づくりをすすめてきた経過が報告されました。

 来賓の粕屋町商工会会長からは、「同友会のように真剣に学び交流する会に自分たちも大いに学びたい。自分も会員予備軍です」と励ましのあいさつがありました。

 新支部長には、樋口敏和氏(電機樹脂(株))を選出。総会に参加した入会対象者のうち、2名が当日入会となり、支部長初仕事として、同友会バッジを贈呈しました。

 念願の支部を会員34名で新たにスタートした総会では、地域に根ざし、下駄履きで参加できる同友会づくりをめざし、『私たちの街に、私たちの同友会を』というスローガンで第一歩を歩みだしました。

 1年後の会員数50名を目標に、地域にあてにされ、地域になくてはならない企業づくりをめざし、この時代だからこそみんなで学びあい、地域のなかで中小企業の砦となることを確認し、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 5月 5日号より