中同協設立40周年記念 第41回定時総会に参加を【中同協第4回幹事会】

厳しい経済情勢に勝ち抜く

 6月3日、東京で中同協第4回幹事会が開かれ、40同友会から72名が出席しました。会議では、7月に東京で開かれる中同協第41回定時総会の議案や予決算、役員候補名簿案などを承認。また、憲章草案第1次案(会内討議資料)が提案され、広く会内で論議を深めることになりました。つづいて、厳しい経済情勢の中での企業づくりや中小企業憲章、会員増強の課題について熱く討論しました。

 鋤柄・中同協会長は、開会あいさつで次のように強調しました。

 「予想されたことながらGMが倒産しました。教訓は2つあると思います。1つは、環境問題を考えない企業はダメだということ。もう1つは、『大きすぎて潰(つぶ)せない』と言われてきましたが、今回は『大きくても潰さなくては仕方がない』事態になったことです。

 小さな企業は変化に対応できる機敏さを持っており、それを強みとして生きていける時代です。しかし、世界的なマクロの情勢を読み切れないと中小企業も生き残れない時代でもあります。情勢を読み通せるよう切磋琢磨しましょう」。

 会議では、中同協第41回定時総会の議案や予決算、役員候補名簿案などを承認。湯本・東京同友会代表理事から、総会参加の呼びかけがありました。また、第37回青年経営者全国交流会(9月10~11日、帯広市)の開催要項も承認されました。

 つづいて、「厳しい経済情勢に勝ち抜く企業づくり」を中心に、「中小企業憲章制定運動と会員増強」についての意見交換を、8グループに分かれて行いました。「今回の不況をいかに耐えたかという経営実践は貴重な題材になるので集約してほしい」という要望や、「市町村に振興条例をつくっていくためにも会員増強をすすめる必要がある」など、活発な議論になりました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 6月 15日号より