つながる、ひろがる、日本一元気な支部を~東大阪西支部公開例会【大阪】

広域連携交流に注目

東大阪西支部

 6月17日、大阪同友会東大阪西支部は、経済産業省製造産業局素形材産業室長・都築直史(つづきなおふみ)氏を報告者に迎え、121名〔会員69 名・ゲスト24名・他支部5名・社員等23名(オブザーバー・報道関係者含む)〕の参加で6月公開例会を開催しました。

 講演実現の経緯は、前内閣府国家戦略担当大臣付参事官の前田泰宏氏が、大阪同友会東大阪西支部の進める他支部(東京同友会墨田支部、島根同友会、福岡同友会久留米支部)との広域連携交流と、地域中小企業経営者を元気にする活発な活動に注目したことに始まります。

 東大阪西支部は、今期支部方針「つながる、ひろがる、日本一元気な支部つくり」実践の一歩として、前田氏の講演を公開例会で行う準備を進めてきましたが、「菅新内閣」発足で前田氏が内閣官房長官秘書官に就任したため、同氏の配慮により都築氏の講演が実現しました(当日は東京同友会、島根同友会からも会員が各1名参加)。

 講演では「地域魅力発見バスツアー」の映像紹介、「産業構造ビジョン2010」の概要説明、私たち地域中小企業経営者がなすべきイノベーションへのヒントなど、非常に多くの示唆をいただきました。

 都築室長は、今こそ日本の優れた現場を大切に残し、単なるものづくりを超え、企業が連携して集団で価値を創造していくことの必要性を説きました。

 日本屈指の産業集積地「東大阪」で私たち経営者がなすべきことは何なのか。私たち自身が自らの「成長戦略」を練り、元気な経営者の有機的なネットワークを構築することの大切さを改めて学ぶことができました。

 都築室長の「ものづくりには夢がある」という結びの言葉に、日本の将来への希望が凝縮されているようでした。

「中小企業家しんぶん」 2010年 7月 5日号より