人が育つ関西ブロックに【関西ブロック代表者会議・支部長交流会】

関西ブロック

 関西ブロックの代表者会議と支部長交流会が、6月16日の午前と午後に和歌山市で開かれました。

憲章を担える人が育つ関西に―代表者会議

 6同友会から29名が参加した代表者会議では、冒頭に田中信吾・中同協副会長が「中小企業憲章が制定され、その中身の実現を担える人が育つ関西ブロックにしていきたい」とあいさつ。

 そのあと6つの同友会から、それぞれ今年の活動方針の重点について報告があり、特に中小企業振興基本条例の制定運動に重点を置いて活動していくことを確認しました。

地域づくりと支部の強化―支部長交流会

 続いて行われた支部長交流会には、6同友会と中同協から96名が参加しました。和歌山同友会の石橋幸四郎代表理事のあいさつに続いて、田中信吾・中同協副会長が「支部の役割は『いい例会、増強、役員育成』の3つ。地域や市町村からあてにされている支部長の責任は大きい」と提起しました。

 事例報告(1)では、和歌山同友会の小松1也御坊日高支部長が報告。「外からの企業に攻められ、シャッター通りになっている地域で御坊日高支部を設立した。会員の企業がよくなれば地域社会から高い信頼を得られる。雇用を守る経営者団体をめざしていきたい」と語りました。

 事例報告(2)では、「支部づくり、条例づくりから見えてきた会員企業の役割」のテーマで大阪同友会の山田茂大東支部長が報告。行政から「もし大東市に同友会があれば意見が聞けたのに」と言われたことをきっかけに、準備委員会をスタート。68名会員で支部を設立した経過を報告しました。

 事例報告(3)では、「全研を節目に“学んで実践”できる会づくり」のテーマで京都同友会の北村卓也代表理事が報告。「2月全研では、ありがとうございました。基本は原点回帰。同友会と企業経営は両輪です。支部活動が基本で、増強と例会の充実しかない」と述べました。

 グループ討議では支部の役割が論議され、お互いに刺激し合い、元気をもらった交流会でした。

「中小企業家しんぶん」 2010年 7月 15日号より