宮城同友会と広島同友会-キャリア教育で文部科学大臣表彰

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 宮城同友会と広島同友会は、2010年度の「キャリア教育優良教育委員会・学校、企業及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞しました。これは、中高生の職業観や進路選択能力を育てるキャリア教育で功績のあった学校や企業、団体を表彰するもの。今年度は全国で112団体が表彰され、1月14日には東京で表彰式が行われました。

 宮城同友会は、1990年から共同求人活動を実施。そのベースは「学校訪問」「就職懇談会」「高校・大学での出張講座」「インターンシップ」など、継続して取り組んできた「学校との連携」です。昨年開催した高校教諭との「共育懇談会」は(財)仙台市産業振興事業団と共催し、高校教諭が事前に会員企業を訪問しました。長年若者に「中小企業で働くことの素晴らしさ」を伝えてきたこれらの活動が評価されたものです。

 広島同友会は、県立広島商業高校に協力して7年前からインターンシップを実施。毎年約100人の生徒が参加し、60社前後の会員企業が受け入れています。インターンシップの実施にあたっては、同校教諭が受け入れ企業を1社ずつ訪問。広島同友会でも事前に受け入れ企業の会議を開き、また終了後は同校教諭も参加して総括会議を開くなど、熱心でていねいな取り組みを行ってきました。これらの実績が評価されたものです。

「中小企業家しんぶん」 2011年 2月 5日号より