「低炭素杯2011」でグローバル賞受賞【兵庫同友会・ワット神戸】

 兵庫同友会会員有志で自然エネルギー事業などに取り組む「ワット神戸」(津田久雄会長)は、2月5~6日に東京で開催された「ストップ温暖化大賞・低炭素地域づくり全国フォーラム」(同実行委員会主催)で最優秀賞「グローバル賞」を受賞しました。津田会長のコメントを紹介します。

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 全国47団体が参加したこのフォーラムに兵庫県代表としてエントリーされたワット神戸は、「省エネと新エネでストップ・ザ・温暖化」のテーマでプレゼンを行いました。

 2003年の設立後、地域のエネルギーをテーマに学び行動した結果、産官学民の強力なネットワークの構築と優秀な技術アドバイザーの支援で、現在までに直接間接を含め太陽光発電1250キロワット、風力発電26キロワット、省エネ改善などで年間約1000トンのCO2削減の成果がありました。低炭素社会と地域中小企業の活性化や雇用の増加などに確実な前進が見られます。

これまでに、企業連携の中で生まれた商品である携帯型太陽光発電装置「e-pot」や、ハイブリッド風力発電機「サンシルフィ・ワット」「シティウインド ワット」などがデビューしています。

 英国の国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」の科学・環境部長ヒュー・オリファント氏の「ワット神戸の活動は神戸を発信源とし、日本中に、そしてアジア・ヨーロッパ・全世界に展開を期待される活動である」との講評に、今後の温暖化防止活動への大きな自信をいただきました。

ワット神戸 会長 津田久雄

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 5日号より