会員一人ひとりの声を大きな力へ【中同協広報委員会】

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 2月18日、東京で「2010年度第2回中同協広報委員会」が開かれ、13同友会と中同協から33名が参加しました。

 基調報告として、朝日新聞「ニッポン人脈記」デスクの中島隆氏を迎え、「マスコミから見た中小企業と同友会~同友会としてなにをどのように発信すべきか」をテーマに報告がありました。新聞各紙での中小企業の位置付けの低さ、意識を向上させるための方法など、中島氏自身の体験に基づいた、思いのあふれる報告でした。

 次に、「2010全国広報・情報化交流会のまとめと開催地・山口同友会としての成果と課題」と題して、廣兼昭彦・山口同友会広報委員長と松田龍信・山口同友会事務局員が報告。交流会開催に至る山口同友会の取り組みや学びについて語りました。

 続いて「同友会の対外広報における課題」と題し、加藤昌之・広報委員長が問題提起。広報活動の要は、中小企業の現状を正しく伝え、掲げた理想を社会の仕組みに乗せること。会員の声を集約する仕組みは事務局にあり、会員と事務局双方の連携が重要なことなどを強調しました。

 その後のグループ討論では「広報には(同友会を)ブランディングする力がある」「組織での立ち位置を考えることが必要」など活発な意見が交わされました。

 後半は、秋に石川同友会の設営で開かれる2011全国広報・情報化交流会の提案、次年度の「中小企業家しんぶん」の企画などについて意見交換を行いました。

 会員一人ひとりの声を集約し、伝える大切さを改めて確認する機会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 5日号より