女性が安心して働ける会社づくりを~内閣府と同友会が共催でシンポジウム【2011やまぐち女祭りプロジェクト】

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 3月19日、「さくらまつり」や「賑わいフェスタ」などのイベントでにぎわう山口県山口市中心商店街の中市コミュニティーホールNacにおいて、「繋がり、協働して、創造する 女性の経済活動」をテーマに、「2011やまぐち女祭りプロジェクト」が開催され、約110名が参加しました。これは APEC女性リーダーズネットワークの関連イベント「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」として、内閣府男女共同参画推進連携会議、中同協、山口同友会が主催したもの。併せて商店街のアーケードにおいて「女祭りロード」(趣旨に賛同する事業者の出展販売)も開催されました。

 プロジェクト会場入り口には、パネル展示で大阪府堺市・UN Women・他団体・県内外の行政による男女共同参画の取り組みを紹介、イベントに花を添えました。

 第一部では、touch the bonnet、山口大学演劇部、山口県立大学演劇部による寸劇「僕の生き方と私の生き方」が上演され、学生視点による女性の社会参加についての問題提起がありました。

 第2部パネルディスカッションでは、パネリストに権藤光枝・(有)ブランチェス代表取締役(福岡同友会)、武樋泰臣・(株)ファーストコーポレーション代表取締役社長(高知同友会)、村山由香里・福岡県男女共同参画センターあすぱる館長(福岡同友会)を迎え、渋瀬清治・たいよう合同事務所所長(山口同友会代表理事)をコーディネーターに、寸劇の感想、それぞれの会社における男女共同参画の取り組みを紹介。パネリストは、女性社員が長く安心して働ける会社づくりに必要な「人を生かす経営」をめざしての奮闘、その中で求められる経営者としての覚悟などを中心に討論しました。

 第3部はグループディスカッション。同友会会員をグループ長にして、会員や県内の行政・他団体からの参加者、一般からの参加者が、男女共同参画社会について論議し、理解を深めました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 4月 15日号より