福友支部が120カ月連続入会達成【福岡】

先人より引き継ぎし、熱き「伝道師精神」

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 福岡同友会福友支部は、2001年5月より2011年4月にかけて、120カ月連続入会を達成。この10年間で会員数は159名から242名となりました。福友支部の山田秀樹氏に同支部の取り組みを寄稿していただきました。

 この偉業は、歴代の拡大委員が「拡大はなぜ必要か」の課題を自らに問うことから始め、自ら信念と目標を持って拡大活動を実践することにより、活動自体が支部役員全体に根付き、会員全員が一丸となって辞書の1ページづくりに奔走した結果であると考えます。

 拡大活動として行っていることは、特別難しいことはありません。毎月開催している「同友会を知る会」や支部例会にゲストをお誘いして、当日はフォローを行い、翌日はお礼の電話をし、可能であれば会社訪問(面談)の約束もお願いします。行事に参加いただいたあとの素早いフォローが入会へとつながります。そしてゲスト訪問や入会の手続きは、役員と事務局の連携が必要です。

 同友会の理念や「人を生かす経営」に共感して、それらを自ら実践する私たちには、自社をより良き方向へ導き、また広く地域の活性を促す力になるという喜びと誇りがあります。その熱き崇高な思いは、事務局の強力なサポートを受けながら歴代の拡大メンバーに代々伝承され、それが拡大「伝道師」を輩出し続けることにつながったのです。それを生み出す地盤こそが、この偉業達成のもう1つの大きな要因です。

 新会員がもたらす活気ある支部活動は、会員間の友好かつ事業交流へと花を開かせ、地域全体の明るい未来へと実を結んでいきます。この活動が、地域にあふれる活気とさらなる幸福を生むことを祈念してやみません。

福友支部2010年度輪拡大プロジェクトリーダー 山田 秀樹

「中小企業家しんぶん」 2011年 5月 25日号より