環境経営で企業革新を―「2010同友エコ」応募結果まとまる

CO2排出量2,386トン削減―全国124社・事務局が応募

 「2010同友エコ」(5月10日応募締切)の結果がこのほどまとまり、全国の会員企業106社で、地球温暖化ガスCO2を2386トンも削減したことが中同協地球環境委員会で発表されました。

 「同友エコ」とは、「環境経営で企業革新を」と2009年7月の全国総会で「同友エコ宣言」とともにキックオフしたもので、全国の会員企業が企業活動から排出される地球温暖化ガスCO2の削減と企業独自の環境活動に取り組み、その結果を年に1回集計・公表するものです。昨年7月の全国総会では、2009年度の「同友エコ」で優れた取り組みをした会員企業に会長賞などの賞が贈られました。環境経営先進事例集も発行されました。

 今回発表された2010年度の結果では、19同友会と中同協事務局から124社(事務局)が応募。CO2排出量で前年比(または基準年比)で削減量を出せた企業は106社と、前回の159社より少なかったものの、昨年夏の猛暑にもかかわらず、大きくCO2排出量を削減しました。

 表彰では、環境経営に取り組むことで、社員と共にどのように企業革新を行ったか、新たな仕事づくりや地域とのかかわりはどうかなどにより、会長賞は(株)プリプレス・センター(北海道)、幹事長賞は(株)コッコファーム(熊本)が受賞しました。東日本大震災からの復興に向け必死の活動を行っている宮城同友会、福島同友会からも応募があり、特別賞が贈られました。

 今年も7月5日の全国総会で表彰式が行われます。

「中小企業家しんぶん」 2011年 7月 5日号より