企業経営と同友会運動は不離一体―新代表理事研修交流会

 中同協総会終了後の7月6日、第5回新代表理事研修交流会が開催され、13同友会、23名が参加しました。

開催地を代表して守和彦・北海道同友会代表理事があいさつした後、鋤柄修・中同協会長が激励のあいさつ、問題提起を広浜泰久・中同協幹事長が務めました。

 守氏は、「代表理事の皆さんの仕事の第1は、会員さんの声をよく聴き、会員さんに参加意識を持ってもらうことです。第2は、事務局員が安心して働き、同友会で一生をかけて仕事ができるようにすることだと考えます」とあいさつ。

 鋤柄氏は、「皆さんは同友会の役員を育てる立場にあります。そのためには、『役』の意味をよく理解する必要があります。また、産業構造が大きく変わりつつあります。理念を堅持しつつ、情勢に合わせ同友会も変わっていくことが求められています。大変ですが、役員として自分が成長できるチャンスであると考えましょう」と励ましました。

 広浜氏は、「代表理事の役割について~企業経営と同友会運動を不離一体のものとして」と題して問題提起。

 同氏は、同友会の財産である理念とコンテンツを最大限に活用することを強調。代表理事の役割として、(1)自社の企業づくり、(2)同友会のビジョン、目標の明確化、リーダーの養成、(3)外部との関係づくり、(4)組織づくりの展望、会員増強の計画化、(5)事務局の育成、理念・目標の共有、の5項目で点検するチェックリスト方式を示し、その役割を浮き彫りにしました。

 討論では、「TTP(徹底的にパクる)で良いことを学び実践したい」「ライバル同友会をつくって大いに競い合いたい」など積極的な発言が相次ぎました。

 最後に一人ひとりが決意表明し、お互いの健闘を誓い合いました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 7月 25日号より