“企業のイメージが変わった” 学生が社長に「弟子入り」【東京】

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 東京同友会は6月20~22日にかけて「3日間の社長弟子入りプロジェクト」を実施。13名の学生を10社の会員企業が受け入れました。

 この企画は、第一線で活躍している経営者に学生が3日間密着し、ビジネスの最前線を肌で体験するとともに、今後の就職を考える糧とすることなどを目的に、東京同友会共同求人委員会が実施しているもの。3年目を迎えた今回は、1年目から学生を派遣している二松学舎大学に加え、総合学園ヒューマンアカデミーの学生も参加しました(両校とも東京同友会会員)。

 学生は3日間にわたり、会社や業界の説明を受けたり、実際の業務を体験したり、あるいは社長の営業・対外活動に同行するなど経営者に密着。また東京同友会の合同企業説明会にも企業側として参加し、採用の現場にも触れます。3日目の夕方には、プロジェクトに参加した学生や受け入れ企業、学校関係者、共同求人委員など30名が参加して総括会議(=写真)が開かれました。

 会議では学生一人ひとりが3日間で学んだことなどを発表。「企業のイメージが全く変わりました。実りある3日間でした」「働くということを以前よりリアルに考えることができるようになりました」など、大きな学びがあったことが報告されました。「お世話になった企業の方々とお別れするのは寂しい」と学生が涙ぐむ場面もあり、感動的な総括会議となりました。

 学校側からお礼の言葉が述べられたあと、佐々木喜興・東京同友会共同求人委員長から「企業にとっても学ぶことができた3日間でした。学生のみなさんは、これからも今回のように積極的にチャレンジして下さい」とエールがおくられ、3日間のプロジェクトは終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 7月 25日号より