今こそ同友会理念を確かめあおう【第16回中同協役員研修会】

役員研修会

 第16回中同協役員研修会が7月28~29日、千葉市で開催され、9同友会・中同協から57名が参加しました。

 地元の千葉同友会からは35名が参加。「学んだことを各同友会に還元するとともに、今回の研修会で交流を深め、千葉同友会を活性化させていきたい」との山本克己・千葉同友会代表理事からのあいさつの後、講義開始となりました。

 第1講「同友会運動のリーダーの使命、役割は何か―同友会で何を学び、どう実践するのか、中小企業憲章・条例推進運動の意義にふれて―」(講師:鋤柄修中同協会長)、第2講「半世紀を超えた同友会運動、その歴史と理念に学ぶ―『労使見解』を生み出した中小企業家の知恵と努力、今日的価値について―」(講師:赤石義博中同協相談役幹事)、第3講「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり―学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして」(講師:広浜泰久中同協幹事長)の3つの講義と3回のグループ討論で、参加者は2日間学びあいました。

 グループ討論では同友会で学んだことの実践や「労使見解」との関わり、今後どのように企業づくり、同友会づくり、地域づくりを進めていくかなど、活発に意見が交わされました。

 参加者からは「これからの同友会づくり、そして企業づくりに『夢を語る』ことが大切だと感じました」「『対等な労使関係』には深く感銘しました。本当の平等とは、わが子のように同じ愛情をもって社員に接すること。その一生に責任を持つ覚悟。それがあれば、今の悩みのほとんどは解決できるような気がします」「会社経営も同友会運動の現状の課題も、すべて他人にあるのではなく、自分にあったことを気づかされました」などの感想が寄せられました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 8月 25日号より