若い力とともに地域と企業の発展を【中同協共同求人委員会】

 2011年度第1回中同協共同求人委員会が9月8日、東京同友会会議室で開催され、16同友会・中同協から33名が参加しました。

 冒頭、前田幸一・中同協共同求人委員長が問題提起を行い、2011年前半の活動を振り返りながら、「さらに共同求人活動を発展させ、地域に人を残し、会社を発展させる努力を」と強調しました。続いて佐藤全・宮城同友会共同求人委員長が事例報告を行い、東日本大震災で大きな被害を受けながらも、力強く活動を続けている宮城同友会の共同求人の取り組みを紹介。行政や学校などとも連携しながら、「若い力と共に地域の復興を」と奮闘する報告は多くの共感を呼びました。

 小暮恭一・中同協共同求人副委員長より文部科学省・厚生労働省・経済産業省との懇談の概要などについて報告があった後、グループ討論を行い、「参加企業を増やすには、共同求人に参加することによって、企業が強くなるという実例をつくっていくこと」「共同求人・社員教育・経営指針の連携が大事」など活発な議論が交わされました。

 就職・求人活動の早期化・長期化の問題については、その是正に向けて委員長の談話を発表することなどを確認。また今年の12月8~9日に宮城で開催される2011全国共同求人交流会の企画やJobwayリプレイスなどについて承認しました。

 最後に小暮恭一・中同協共同求人副委員長より「若者の将来・人生を考えているのが共同求人委員会。そのような価値観を全国で共有していこう」とまとめがありました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 10月 5日号より