緑郷支部(熊本)

新支部設立で、30周年(2012年)1000名会勢への弾みを

 秋の訪れを感じさせるさわやかな風が吹く9月22日、熊本同友会9番目の支部となる緑郷(みどり)支部設立総会が阿蘇熊本空港ホテルエミナースで開催されました。

 対象地域は、熊本市の南東部に位置する上益城郡(益城町、御船町、嘉島町、甲佐町、山都町)と阿蘇郡西原村。豊かな水と緑に恵まれた農業が盛んで半導体やソフトウェア等の大手企業も数多く進出しています。

 これまで6回の準備委員会で、支部指針書を検討。また、2回のオリエンテーションを開催し、役員が同友会の魅力について実践報告を行い、それに共鳴した7名の新たな仲間を迎えて33名でのスタートとなりました。

 当日は他支部からも多くの役員がお祝いに駆けつけ、62名が参加。小屋松徹彦代表理事が開会の挨拶を述べた後、益城町、御船町、嘉島町の来賓を代表して住永幸三郎益城町長と山本孝2御船町長から期待と励ましを込めた祝辞をいただきました。

 総会では、経過報告、活動方針が承認され、7名の役員が選出されました。初代支部長に就任した(株)AZUMAの東賢治専務取締役が「まず自らが率先して会活動を通じて学び、実践し、仲間を増やしていきます」と宣言すると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 記念講演は、中村高明福岡同友会代表理事((株)紀之国屋代表取締役会長)が「同友会との出会い・学び・実践」のテーマで登壇。

 39歳で独立創業し資金繰りや社員との関係に悩み悶々とした日々が過ぎる中、取引先の縁で同友会へ入会。経営指針作成セミナーや同友会の例会、全国大会に参加し学んだことを実直に実践し全社員参加型の経営をめざしてきた中で「同友会運動と企業経営は不離一体」であることを確信したという報告に、参加者は大きな感銘を受けました。

 来年の30周年に会勢1000名をめざす熊本同友会にとって大きな弾みとなる設立総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 10月 15日号より