全社一丸経営の実践を進めよう―会員数10%のデータ収集を【中同協】

 中同協では、毎年11月を「企業変革支援プログラムステップ1」(以下、ステップ1)の自己アセスメントデータ収集月間としています。大野栄一・中同協経営労働委員長からの呼びかけを紹介します。

 ステップ1は、同友会の「3つの目的」や「労使見解」などからエッセンスを抜き出し、それらを企業変革のための重要な要素として整理分類し、自社の成長発展を図るものさしとして使えるようまとめ上げたものです。経営者による自己診断だけでなく、経営幹部や社員と共に自社分析し、互いの認識の違いを理解し合う「全社一丸の経営」に導く内容となっています。

 このステップ1は、発刊されてからはや3年が経ち、全国で1万5000部もの普及数に達しています。その間、会員経営者の自己診断や社員との課題の共有など、また、各同友会では、例会や経営指針セミナーでの活用など、大変有意義な活用が進んでいます。

 さらに、e.doyuに蓄積された自己アセスメントデータは、いろいろな形で比較分析され、同友会活動に役立つ資料として、会員の経営や各同友会の活動に役立てられています。

 中同協では、今回、各同友会会員数の10%のデータ収集を目標に掲げました。この目標ができれば、地域性、業種、業態、会員歴、その他、活動に役立つ有意義なデータが収集できるものと思っています。

 ぜひ、会員数の10%のデータ収集を致したく、各同友会の皆さまのご協力をよろしくお願い致します。

「中小企業家しんぶん」 2011年 10月 25日号より