20周年記念式典を開催~千年つづく街づくりを【岩手】

全国からの支援を力に3カ月で100名超える入会

 岩手同友会20周年記念式典が、11月11日、ホテル東日本盛岡において行われました。東日本大震災の発生から8カ月。この間、全国の同友会からはさまざまな支援がありました。実行委員会で確認したことは、この機会に少しでも御礼の気持ちをお伝えしたい。そのためにも「あれだけの災禍の中でさえ、同友会は組織が伸びている。復興の原動力になっている」ことを全力でお見せしよう、というものでした。

 その声に全国同友会から事務局員の応援派遣が相次ぎ、北海道、広島、福岡、大阪、東京から15名、それぞれが2週間ずつ岩手のために奔走していただきました。こうした都道府県を越えた全国からの応援に、「同友会の連帯の力とはこういうものか」と訪問先の誰もが驚き、心動かされました。

 記念式典には、全国17都道府県から240名もの方々の参加がありました。会場全体を包み込む優しい雰囲気の中、20年の歩みを振り返る映像、そして震災直後からこれまでの復興の記録を上映。記念講演では「1000年に1度の災禍を乗り越え、1000年続くまちをつくる」をテーマに村松、田村両代表理事が、水戸谷相談役のコーディネートで、岩手の未来展望を存分に語りました。

 式典当日までの3カ月で増えた会員は100名を超えます。これからが復興の正念場です。目標の600名会員達成は、地域の未来づくりそのものと、新たな決意を心に描いた20周年となりました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 12月 5日号より