環境経営の実践を!~未来のこどもたちのために【第6回中小企業地球環境問題交流会in香川】

過去最高の参加で開催

 第6回中小企業地球環境問題交流会が11月25~26日、「環境経営の実践を! 未来のこどもたちのために」をテーマに、香川同友会の設営で、「四国はひとつ」として四国の各同友会の協力をもとに開かれ、36同友会および中同協と講師・来賓を含めて、383名が参加しました。

 1日目は、冒頭、香川同友会代表理事の川北哲氏より開会のあいさつがあった後、平沼辰雄中同協地球環境委員長より、「一番の根底にある地球環境をしっかりとらえて、われわれの何世代も次の子どもたちに引き継ぐようにわれわれが行動を起こす時」とあいさつがありました。

 記念講演は、「『森は海の恋人』~震災復興に向けて」と題し、NPO法人「森は海の恋人」代表畠山重篤氏が講演しました。畠山氏は、「3・11の大津波の被害を受けまして、はたして来れるかどうかと思いましたが、なんとか来ることができました。牡蠣の仕事を復活させる真っ最中で、来年には牡蠣が育っています。その牡蠣が大きくなったら、ぜひお越しください」と、森と川と海とのつながりや、それを子どもたちに伝えてきた「森は海の恋人」の取り組みを講演いただきました。その後、6つの分科会に分かれて学びを深めました。

 2日目は、各分科会の座長より報告がありました。引き続き、佐藤弘樹中同協地球環境副委員長より「百聞は一見に如かず。百見は一実践に如かず。一実践は一万回の話を聞くのと同じ価値があります。1日目で報告を聞き、2日目は各報告者の現場を視察し、会社に持ち帰って実践して行きましょう」とまとめがありました。その後、参加者は6つのコースにわかれ、四国各地で視察を行い、第1分科会参加者は間伐の体験などを行いました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 12月 15日号より