めざせ! 21世紀型中小企業づくり~初の経営フォーラムに212名【愛媛】

 愛媛同友会は昨年12月14日、「第1回経営フォーラム」を開催しました。前年に愛媛県で開催された「第2回人を生かす経営全国交流会」(中同協主催)での経験を生かし、継続して学ぶ場をつくろうとの想(おも)いから、実行委員会を中心に準備。当日は総勢212名が参加しました。

 愛媛同友会としては初開催となるフォーラムは、「めざせ! 21世紀型中小企業づくり~この激動の時代を全社一丸・同友会一丸で突破しよう~」をテーマに、記念講演と4分科会で構成。「企業変革支援プログラム」を柱に据え、その5つのカテゴリーを記念講演と各分科会に割り振って、それぞれの理解を深めるというねらいを持たせました。

 カテゴリーⅠ「経営者の責任」に相当する記念講演では、「100年に1度の逆境を生かす経営~人生“嬉しいこと”と“為になること”しかない~」を演題に(株)タオ社長の井内良三氏(滋賀同友会)が講演。自社が直面した逆境と、そこからのⅤ字回復、そして、「社員満足なしに良い会社はつくれない」という内容に参加者は熱心に耳を傾けていました。アンケートには、「逆境にこそ、学ぶことが多いと感じた」「社員が主役になれる仕組みを作りたい」といった感想が寄せられました。

 分科会は、Ⅱ「経営理念を実践する過程」、Ⅲ「人を生かす経営の実践」、Ⅳ「市場・顧客及び自社の理解と対応状況」、Ⅴ「付加価値を高める」について、全国の同友会から招いた報告者による報告がそれぞれ行われました。

 分科会終了後に行われた懇親パーティーでは、会員・ゲスト・報告者・来賓が一体となって交流を深めるとともに、各分科会での学びを広げ合いました。

 愛媛同友会では今後、経営フォーラムを定時総会との2大行事と位置付け、毎年開催していく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2012年 1月 15日号より