企業と同友会の未来を語ろう~新春交流会に130名が参加【山形】

 山形同友会は1月26日、「新春交流会」を開催しました。当日は行政・金融機関からも来賓・ゲストとして参加。会場には約130名が集いました。

 本交流会は、同友会と企業の未来を語り合い、現在策定中の「第2次中期ビジョン」に盛り込むことをねらいとして取り組まれました。事前に「新春交流会を語る夕べ」を開き、各支部から選ばれたグループ長にポイントを明確に伝え、準備をしてきました。

 パネルディスカッションでは、山形大学の福島真司教授をコーディネーターに「私たちの未来を 同友会の未来を語ろう!」のテーマで、山形支部長・青柳等氏、寒河江支部長・後藤智樹氏、さくらんぼ支部長・及川忠幸氏、置賜支部長・島貫栄氏、庄内支部長・北風秀明氏がパネリストとして発言。

 各支部の特徴と課題を挙げ、支部活動の中心となる例会を魅力あるものにするための例会改革や会員を増やしながら、小グループ活動で組織を強くする取り組みを報告。その上で、「会員が主体的に関わり学び合う支部」「会員を増やし、地区をつくる」「元気な地域づくりの土台となる支部」といったビジョンを語りました。

 そして、支部長自らが同友会で学び、実践した成果から同友会の価値を明らかにしました。

 福島氏は「同友会にただ入会しているだけでは変わらない。よい会社、よい経営者をめざす姿勢で活動することが重要。支部長の体験からも主体的に関わる中で、自らが成長し、自社にも還元されていった。自主・自立した経営者の連帯によって地域、国、世界がよくなる。同友会ではいろいろな利益を還元する。商品やアイデアも回し、それに感じる心の循環が大切。経営者自らが循環を生んでいこう」と、語りました。

 引き続き行われたグループ討論では、「5年後のわが社のビジョンは?」をテーマに未来を熱く語り合いました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 2月 15日号より