宮崎の未来に大きな一歩を印す~経営フォーラムに778名【宮崎】

 2月22日、宮崎同友会は「第20回みやざき中小企業経営フォーラム」を開催しました。フォーラムには一般参加者401名、会員企業の幹部社員112名、宮崎同友会会員277名、福岡・熊本・鹿児島同友会から18名ほか来賓や報告者を含め778名が参加。

 河野宮崎県知事、戸敷宮崎市長、小池宮崎銀行頭取など来賓の方々もその熱気に圧倒される中、8時間半にわたって学びと交流を深め合い、地域に宮崎同友会の存在を大きくアピールするものとなりました。

 第一部では、岩手同友会の(株)高田自動車学校・田村滿社長と(株)八木澤商店・河野和義会長より東日本大震災からの復興の道のりを語っていただきました。映像も交えての2人の報告は、被災地から遠く離れた宮崎の経営者たちに大きな感動をもたらすとともに、経営者としての覚悟をあらためて考えさせるものとなりました。第2部は7つの分科会。参加者からは「グループ討論が面白い」「もっと討論したかった」という感想がたくさん寄せられています。「それぞれの考え方、悩みを飾らず話せるこの場の雰囲気は最高でした」との感想に、宮崎同友会の20年間が集約されています。

1992年に全国39番目の同友会として創立した宮崎同友会では、「宮崎とともに豊かに育ち合いたい」と、創立1年目から、会外の経営者にも広く参加を呼び掛けてフォーラムを開催してきました。過去最高の参加者数を越える600名を目標に、昨年5月から準備をはじめた今回のフォーラム。高い目標に挑戦し、それをやりとげたことは、大きな自信となりました。「共に学びたい」「こんな会があったんだ!」―フォーラムでの出逢(であ)いをきっかけに、各支部では仲間づくりの活動を展開しています。

 また、金融機関や大学関係者、行政機関からは日常的連携をとの声も寄せられています。

 宮崎同友会の歴史に残るフォーラムになるとともに、そのフォーラムをきっかけに、新しい歴史を創(つく)る活動がはじまっています。

「中小企業家しんぶん」 2012年 3月 15日号より