障害者を「共に働く仲間」として人を生かす経営を実践【中同協障害者問題委員会】

 中同協障害者問題委員会が2月22日、大阪で開かれ、19同友会と中同協から46名が参加しました。

 はじめに9月13~14日に大阪で開催される第16回障害者問題全国交流会の概要について協議し、「今、一歩踏み出そう! ともに生きる社会づくりへ~“なんで、できひんねん!”から“どないしたらできるんやろ?”へ」をテーマに開催することなどが確認されました。

 また特別報告として、滋賀同友会理事・ユニバーサル副委員長の高橋信2氏((l)滋賀県社会就労事業振興センター常務理事)より、障害者自立支援法の改正や障害者雇用の促進に向けての動き、一般就労と福祉的就労の二重構造の問題点を憲法や法律の観点や施策の点から報告がありました。 高橋氏は「中小企業家同友会は障害者など就労困難者をはじめとした 社会的弱者を『ともに働く仲間』として位置付けその経営で具体化をすすめている、経済・経営者団体の中では希有な存在。それは労使見解の精神である『人を生かす経営』の具現化という意味で同友会運動そのもの。閣議決定された中小企業憲章や中小企業振興基本条例を活用し、地域の活性化を進めていかなければならない」と強調しました。

 その後各同友会の活動について活発な経験交流があり、2013年には神奈川で第17回を、2015年には愛媛で第18回の障害者問題全国交流会を開催することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 3月 15日号より