転換期を乗り切る企業と同友会に―関西ブロック支部長交流会、代表者会議

 4月5日に関西ブロック支部長交流会(6同友会126名)、6日に同代表者会議(同43名)がメルパルク京都で開かれ、「転換期を乗り切る企業と同友会をつくるために」のテーマのもと学びあいました。

 1日目は「支部長の役割は経営の確立を基礎とした支部づくり」と題して堂上勝己大阪同友会代表理事が問題提起し、小原弘也京都同友会下京支部前拡大委員長が支部例会と会員増強の一体となった活動について実践報告しました。

 堂上氏は「リーダーである支部長や役員の経営実践の状況が問われる。経営課題が明確になり、課題解決に向けた議論や学びの場を、役員会や支部につくっていくこと。支部ビジョンを持って目標管理をしながら、経営課題が話しあえるような仲間づくりをしていくことが大切」と強調しました。

 小原氏は、「企業経営と会員拡大は同じ。委員が社員で、訪問が営業、入会が契約。入会して同友会のよさが分かったら、客(入会対象者)をつれてきてくれる。役員育成は自社の後継者育成と同じ」として、会員増強ポスターなどをつくるなかで会員増強の取り組みを進めてきたことを報告しました。

 グループ討論では「企業変革支援プログラムを使いながら、実践に学びあう例会づくりをする」「支部長がまずいい会社になる努力をする」などの意見が交わされました。

 代表者会議では、「企業づくりをサポートする活動から条例制定運動の取り組みへの展開」について田中信吾・中同協副会長が問題提起してグループ討論したあと、「ともに未来を切りひらく~事務局の役割と課題解決へ向けて」と題して、平田美穂・中同協事務局次長が事務局現状調査にもとづき報告しました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 4月 25日号より