21社85名で合同入社式・新入社員研修~飯泉徳島県知事が祝辞【徳島】

 徳島同友会は4月3日、合同入社式・新入社員研修を開催し、21社85名の新入社員が参加しました。

 冒頭、山城真一代表理事より「中小企業家同友会の経営者は皆さんをパートナーと考え、社員の皆さんと共に育つ環境を作っていこうと思っています。また同友会に所属する会社は、雇用を守り雇用を生むという地域貢献を心掛けています。皆さんにはぜひ、次の雇用を生む一翼を担っていただきたい」とあいさつ。

 続いて来賓の飯泉嘉門徳島県知事より「徳島県は全体の99・9%が中小企業で、中小企業の元気度が本県の元気度を表すといっても過言ではありません。それぞれの企業が持つ素晴らしい伝統に、皆さんの感性と価値観で新しい1ページを加えていただきたい」との祝辞がありました。

 その後、新入社員を代表して、(株)シケンの丸谷奈津美さんが「誓いのことば」を述べたあと、枡富俊二・(株)マストミ取締役会長が記念講演。「時間ほど大切な資産はない」「人は人によって磨かれる」など、「新入社員の皆様に贈る話」を事例を交えながら語りました。

 午後からの新入社員研修では、(株)サンフォートの山城衣里加さんが「先輩社員からのメッセージ」を報告。「新入社員のときは社員としてのプレッシャーの中で、何をすべきかが分かりませんでしたが、まずは自分から先輩に質問することが大切。皆さんもぜひ相談できる先輩や仲間を見つけてください」と述べました。

 その後、藍原理津子・(株)ネオビエント代表取締役によるマナー研修などが行われ、最後に、五島哲也社員共育委員長が「働くことは人間らしく生きること。皆さんは、会社は違いますが同期で一緒に入社した仲間」と閉会あいさつ。それぞれの企業で新たな役割を担うひとりとしての自覚を高めた合同入社式・新入社員研修となりました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 5月 5日号より