会員訪問が原点の活動 全国事務局員研修会に46名参加【中同協】

 「全国事務局員研修会」(中同協主催)が横浜で開かれ、基礎コース(7月19~21日)には16同友会と中同協からアドバイザーも含め35名が、フォローアップコース(7月20~21日)には7同友会と中同協から11名が参加しました。

 基礎コースは1日目に同友会運動の歴史と理念(講師:国吉昌晴中同協副会長)と同友会運動における事務局の役割(講師:平田美穂中同協事務局長)を、2日目には同友会運動の成果と現状(講師:松井清充中同協専務幹事)の報告から学び、昼からフォローアップコースと合流して、会員訪問に全員が参加。

 まず京浜産業(株)久里浜工場を訪問し酒匂雅隆代表取締役副社長の報告と実際の企業見学、続いて(株)湯佐和の寿司居酒屋七福上大岡店を訪問し、湯澤剛代表取締役の報告を聞いた後に店舗内で懇親会を行いました。

 3日目は神奈川同友会事務局の小星知敬氏が、「同友会事務局員としてのやりがい、生きがい」を報告しました。今回は歴史や情勢、同友会の基本を常に学ぶ大事さを深めると共に、実際の企業見学を取り入れたことで、企業訪問の大切さが参加者全員の共通認識になる研修会となりました。

 フォローアップコースの1日目は、基礎コースと同じくし、企業づくりの現場にいき、現地を確認し、現状を掴むことの大切さを確認。事務局はいろいろな企業の現場にいくこと。そして深く突っ込んで聞くことも大変重要と学び合いました。

 2日目は「同友会に私がいるということ」をテーマに静岡同友会事務局の秋山啓希氏、「千葉同友会、中同協の事務局の経験から」をテーマに斉藤一隆中同協主任事務局員から事例報告がありました。

 「企業経営と同友会は不離一体」とありますが、これは事務局にむけての言葉でもあると確認し、会員の企業経営や哲学から学び、自身の業務や担当する支部、委員会の活動に生かし、長期的な視点、短期的な視点の両方をもち、実践していこうと誓い合いました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 8月 5日号より