10年かけて企業・地域を良くしていこう【第4回関東甲信越同友会支部長交流会】

 第4回関東甲信越同友会支部長交流会が9月8日、東京同友会会議室で開かれ、10同友会・中同協から48名が参加しました。

 冒頭、湯本良一・中同協副会長が「同友会で経営者がまとまって大きな声をあげていくことがよい経営環境につながります。金融アセスメント法制定運動での100万名署名は政府の金融姿勢を変えました。支部づくりでもまとまって会員増強していくことが必要です。自分たちでつくりだしていきましょう」と開会あいさつしました。

 その後、「支部づくり、企業づくり、地域づくり」をテーマに、3名の実践報告が行われました。まず新潟同友会村上支部長の今井栄一氏が「設立10年で組織率10%の支部づくりをしてきた。今後会員100名を目指して、会員増強に取り組んで行きたい」と報告。つづいて、東京同友会豊島支部長の川端宏幸氏より「多彩な活動で結びつきを強化してきた。退会防止で、組織率2%(150名)から3%をめざしている」とありました。埼玉同友会埼葛地区会長の奥津雅史氏からは「ビジョンや目標を掲げ、実行することが重要。女性経営者、青年経営者・後継者、新規創業者にターゲットを絞って、パンフレットの種類も変えながら会員増強を進めている」と報告がありました。

 グループ討論では、支部づくりや例会、会員増強などの経験交流が行われ、大いに交流を深めました。「よい会社になるには5年から10年かかる。それをあたらしい会員に伝えることが重要ではないか」「会員増強ではターゲットをしぼることが重要とわかった」などの意見が出されました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 9月 25日号より