三位一体!-3委員会(経営指針・社員教育・共同求人)交流会【神奈川】

 神奈川同友会では、数年前より共育講演会の企画、設営などを、三位一体を構成する、経営指針・社員教育・共同求人の3委員会合同で開催してきました。また、各委員会の活動は質・レベル共に向上しているものの、各委員会の活動が他の委員会に十分理解されていないといった現状があります。そこで「三位一体」の活動をより推進するためには3委員会のさらなる連携が必要と考え、3委員会の委員約20名による意見交換を含めた「第1回3委員会交流会」を開催しました。

 交流会では主旨説明が給前事務局次長からあり、その後、各委員長から委員会の役割、活動内容、現状の課題に関して紹介がありました。社員教育委員会では、社員研修の種類の増加と新入社員研修から継続して参加している企業数の増加が見られるとのこと。今後も活動の幅を広げるために、委員の増員を図り会員の要望に応えていきたいとの報告がありました。

 共同求人委員会では、年3~4回の合同企業説明会に加え、10回以上の学内企業説明会を実施。「学生の目線に立った求人活動」方針や全員参加の共同求人活動をスローガンにしています。

 参加者会議などではグループ討論を実施し、採用方法や教育方法など「学びの場」を提供しています。

 経営指針委員会では、年2回の経営指針作成部会(10週連続)で経営指針を作成する会員の支援をする作成部会活動が主体。受講者数の増員要望などもあり、分割開催や一部セミナー方式の採用など検討を開始しているとのこと。しかし、基本は「ぶれない経営」をするためには、理念づくりを重点とし、会社の方向性を決めるなどは現状踏襲していくとのことでした。

 今後、各委員会では、他の委員会の活動を相互にアピールし、3委員会の交流会を継続していくことが確認されました。

 神奈川同友会 代表理事 酒匂雅隆(京浜産業(株)代 表取締役副社長)

(「同友かながわ」323号より転載)

「中小企業家しんぶん」 2012年 10月 15日号より