“新卒採用こそ最大の社会貢献”【中同協共同求人委員会】

 第1回中同協共同求人委員会が9月20日、「共同求人の原点と意義を考える」をテーマに東京で行われました。委員会には19同友会中同協から41名が参加しました。

 はじめに新年度の委員会体制として新委員長に(株)エム・ソフトの小暮恭一氏(東京)、新副委員長に(株)ヴィ・クルーの佐藤全氏(宮城)をお願いすることが確認されました。

 小暮委員長は「社会全体の就職状況は危機的状況と言わざるを得ない。新卒採用こそ最大の社会貢献であると私は思います。採用を継続し、私たちがこの状況の解決の一助として働きかけ、若者に明るい未来を示していく。共同求人活動で中小企業の良さを知る学生を増やし、学生を含めた共に育つ社会をつくりたい」と問題提起をしました。

 次に、佐藤副委員長がブロックでの連携強化について「共同求人の火を消さないことが第1。各同友会が連携して共同求人委員会の設立、参加を促していく。ブロック連携は地方を出た人たちを取り戻すことにつながる」と呼びかけました。

 グループ討論では、「会内の認知度を上げることが必要」、「経営労働や社員教育といった他の委員会との連携が重要」などの意見が出されました。

 最後に、小暮委員長が「共同求人活動はわれわれがどう生きていくかと企業をどう発展させるかを考える活動です。成長と発展の道には何が必要なのかを議論し、全国で共通の方向性を見つけ出したい」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 10月 15日号より