生活行動時間帯

 9月26日に総務省から2011年の社会生活基本調査結果が発表されました。平均労働時間では「平均6時間2分で06年から7分減、交際・付き合いも20~24歳では16分減の36分に」という報道でした。

 有業者(15歳以上で、「普段の状態として、収入を目的として仕事を続けている人」)は6666万4000人(有業率61.7%)で、男性は3797万5000人(同72.6%)、女性は2868万8000人(同51.6%)となっています。また、有業者の仕事時間は6時間2分で、男性は6時間56分、女性は4時間50分となっています。男女、年齢階級別の仕事時間をみると、男性は40~44歳が7時間49分と最も長く、女性は25~29歳が5時間46分と最も長くなっています。

 それでは、仕事時間でない自由時間にどのような行動をしているのでしょうか。社会生活基本調査の中で興味深いのは、生活行動に関する時間帯別行動時間が15分刻みで推定されていることです(表)。自社の商品販売に最適な時間を見つめ直すことのできる業種もあると思いますが、自分のために使う趣味の時間と言える第3次活動が50%を超えるのは平日の20時~22時、土曜日は13時45分~17時と19時45分~22時30分、日曜日は10時30分~11時30分と13時~17時30分で、この間は自宅に勧誘に行かないほうがいいということが見えてきます。

詳しくは総務省統計局ホームページ参照。
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/index.htm

表 主な時間帯別の行動者率(平日)

「中小企業家しんぶん」 2012年 10月 25日号より