人が輝く企業づくりを―第3回人を生かす経営全国交流会in愛知に1300名

 11月15~16日、「『希望創造』の時代、人が輝く企業づくりを~経営者の覚悟と実践」のテーマのもと、第3回人を生かす経営全国交流会が名古屋市で開催され、44同友会・中同協より1308名が参加しました。

 本交流会は、中同協の経営労働・社員教育・共同求人・障害者問題の4委員会合同企画として隔年で開催されているもの。

 1日目は来賓あいさつに続き、杉浦三代枝愛知同友会会長の歓迎あいさつ、鋤柄修中同協会長の主催者あいさつが行われました。続いて宮崎由至・中同協人を生かす経営推進協議会代表(中同協副会長)が問題提起。自社の実践を交えながら時代認識を持つことの必要性、自社の強みを明確にし、他社や行政などと連携していくことの重要性などを提起しました。

 14に分かれて行われた分科会では、各社の企業づくりや同友会運動のあり方などについて熱心に論議が交わされました。

 懇親会では、愛知同友会の飲食関連会員企業による手づくりのメニューを楽しみながら交流の輪が広がりました。

 2日目は第1~第6分科会(運動づくり)の座長より分科会報告が行われた後、名古屋大学大学院教育発達科学研究科の植田健男教授が「生きること 働くこと 学ぶこと~教育とは何か~」のテーマで記念講演。さまざまなひずみの中で、人間らしく生きることが難しくなっている現代の若者の状況を解き明かしながら、生きること、働くこと、学ぶことをつなげていくことの大切さなどを強調、多くの共感を呼びました。

 4委員長からの行動提起に続き、「共に『人を生かす』時代をつくっていくこと」などをよびかけたアピール(2面に掲載)を満場の拍手で確認。2日間の幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 12月 5日号より