「人を生かす経営」実践を【中同協経営労働委員会】

 2月7~8日、2012年度第2回中同協経営労働委員会が東京で開催され、20同友会・中同協から57名が参加しました(=写真)。

 1日目は労働政策研究・研修機構主任研究員の呉学殊氏が「労使の今日的課題と『労使見解』実践への期待」のテーマで基調講演を行いました。

 引き続き(株)エイチ・エス・エー代表取締役の田中勉氏(神奈川)が「『社会的企業』~社員の多様性生かし社会性・自主性を引き出す経営」のテーマで実践報告。それらを踏まえて「同友会としてどのような企業づくりを進めるか」などについて活発な論議が行われました。

 2日目は佐藤全・中同協共同求人副委員長(宮城)が「地域の未来を担う若者を育む共同求人活動と経営指針の実践」のテーマで問題提起。「人を生かす経営をいかに実践するか」などについて論議を深め合いました。

 第3回経営労働問題全国交流会(9月26~27日、徳島)の企画、「企業変革支援プログラムステップ1・ステップ2」の活用・普及などについて意見交換。 内閣府からワーク・ライフ・バランス推進に関する説明も行われました。

 最後に大野経営労働委員長があいさつし、「中小企業と同友会の存在意義について、改めて確信を深めることができました。学んだことをぜひ実践していきましょう」とまとめました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 3月 5日号より