人を生かす経営実践運動の背骨として【中同協障害者問題委員会】

 2012年度第2回中同協障害者問題委員会が2月26日、横浜市で開かれ、21同友会と中同協から50名が参加しました。

 はじめに昨年10月24~25日に神奈川で開催される第17回障害者問題全国交流会の概要について協議し、人を生かす経営や経営指針の実践の中で、地域とともに、社員とともに、障害者を含めた就職困難な方をどうするのかというテーマを深め、実践する機会とすることが重要と確認されました。

 また、赤石義博中同協相談役幹事より「人を生かす経営と同友会の障害者問題委員会」をテーマに報告がありました。赤石氏は「同友会の目指すものに、『人間的な尊厳、魂の自立、基本的人権』をしっかり守っていくことがあり、人を生かす経営の実践の運動で、背骨として最も重要な位置を占めるのは、障害者問題委員会の運動ではないかと感じている。障害者問題委員会こそ、人間らしく生きることを追求する必要がある」と強調しました。

 その後グループ討論があり、沖縄の障害者雇用の調査で雇用義務のない会社で52%の障害者を雇用していることや、経営指針を確立して障害者を受け入れ、わかりやすい言葉で伝えていく必要があるなど活発な意見交換がなされました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 3月 25日号より