環境経営の実践で地域再生を【中同協地球環境委員会】

 3月6~7日中同協地球環境委員会が、第1回東日本大震災復興シンポジウムならびに福島同友会相双地区視察と併催され、中同協地球環境委員会には9同友会および中同協より14名が参加しました。

第7回地球環境交流会IN熊本

 10月3~4日に開催される第7回中小企業地球環境交流会IN熊本について討議。メインテーマに「環境経営の実践で地域の再生を!~MINAMATA(水俣)から学ぶ『もやい直し』~」として、基調報告に地元学ネットワーク代表吉本哲郎氏から学ぶことが決まりました。吉本氏は水俣病公害受難の水俣を環境都市としてよみがえる取り組みに参画し、その経験から、自分たちで、自分たちのために調べ、考え、創造していく、地元に学ぶ「地元学」を提唱し、実践しています。

 メインテーマにある「もやう」とは船と船をつなぎ合わせること。「ばらばらになってしまった心のきずなをもう一度つなぎあわせる」という意味の造語で、水俣病被害者が提唱し始めました。吉井正畝元水俣市長が使うようになって広まり、水俣地域再生の合言葉のように使われています。

今後の同友エコ

 今後の同友エコの方向性について、経営指針に、「環境とエネルギーに関する方針」を盛り込むよう全国に呼びかけること、環境経営を仕事づくりにつなげるような実践事例をわかりやすく伝える必要があるのではないかなどの意見が交わされました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 4月 5日号より