枚方寝屋川交野(ひらねか)支部【大阪】

 3月15日、大阪同友会20番目の支部となる「枚方寝屋川交野(ひらかたねやがわかたの)支部」(以下、ひらねか支部)が会員数61名で誕生しました。

 ひらねか支部設立総会では、竹内脩枚方市長、中田仁公交野市長、太田潤寝屋川副市長など多数の来賓をはじめ、総勢108名の参加があり、とても華々しいものとなりました。

 尾崎教仁新支部長((有)サイバークラフト代表取締役)からは、2013年度スローガン「StarttheINNOVATION新たなる改革」と活動方針の提案があり、採択されました。活動方針は、1人1人が主人公となる全員参加型支部を目指しつつ、会員相互や地域との信頼関係の構築に取り組むことで「その地域になくてはならない企業づくり」と「未来型の地域づくり」を進めるというものです。

 このエリアは明治期終盤より高度経済成長期にかけて、紡績・縫製業や農機具メーカーなどの進出や積極的な工場誘致で産業集積化が進み、現在でも7つの企業団地を有する「枚方市」、枚方市と並び特例市の「寝屋川市」、その両市に隣接する田園都市の「交野市」。大阪府の北東部、北河内地域のこれら3市をエリアとする支部です。このエリア内には8つの大学があり、特に枚方市は6つの大学を有する産学連携都市でもあります。

 大阪府下では1府11市の行政区に中小企業振興条例が制定されていますが、この春、ひらねか支部エリアである寝屋川市、交野市にも「産業振興基本条例」が制定されました。

 現在、大阪同友会では、地域から中小企業の発展と活躍が期待される中、「地域」をキーワードとする小グループ化を進めており、これまで以上の「企業づくりの実践」と「組織基盤の強化」に取り組み始めています。この「ひらねか支部」の設立は、これからの大阪同友会の活動モデルのひとつとして、その成果を大いに期待するところです

「中小企業家しんぶん」 2013年 4月 15日号より