天草支部【熊本】

“宝の島 天草”に同友会理念をひろげよう

 満開の桜が咲き誇る中、3月27日に熊本同友会10番目の支部となる天草支部が37名で設立。設立総会は天草シーサイドホテルで開催され、72名が参加しました。

 天草支部の対象地域は、熊本県南西部に位置する天草市、上天草市、苓北町。車エビ等の水産物や陶磁器等の伝統産業が盛んな地域。これまで3回の準備委員会において設立に向けた諸準備を進めるとともに、3回のオリエンテーションで既存役員が同友会での学びと気づきについて実践報告を行い、同友会への理解を深め合いました。そして35名の新たな仲間と2名の転籍者とともに37名でスタートしました。

 当日は他支部からも多くの会員がお祝いに駆けつけ、72名が参加。松尾孝代表理事が開会のあいさつを述べた後、9名の来賓を代表して安田公寛天草市長、田嶋章2苓北町長、坂中孝臣上天草市経済振興部長から期待と励ましを込めた祝辞をいただきました。

 設立総会では、経過報告、活動指針が承認され、8名の役員が選出されました。初代支部長に就任した天草設備(株)の横山英生代表取締役が「支部活動指針に沿って、天草支部会員の絆を深めながらより多くの仲間を増やし、同友会理念の実践を通じて『宝の島天草』と言われる地域をめざして邁進していきます」と宣言すると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 記念講演では、宮城光秀沖縄同友会理事・南部支部長((有)大宮工機専務取締役)が『同友会運動と企業経営は車の両輪』のテーマで講演。組織づくりと運営、社員の採用と共育、経営指針の成文化と経営計画などを社内で取り組んできた事例から、同友会で学んだことを会社で実践、さらに検証することが重要であるとの報告に、参加者は大きな感銘を受けました。

 昨年創立30周年を迎えた熊本同友会にとって今回の天草支部の誕生は、今後の同友会運動の発展につながるものとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 4月 15日号より