同友会のリーダーの使命を学ぶ【九州・沖縄ブロック―第7回支部長・支部活動研修交流会】

 九州・沖縄ブロックでは、5月23~24日に長崎同友会設営で第7回支部長・支部活動研修交流会を開催、九州・沖縄の8同友会ならびに中同協から116名の参加がありました。

 冒頭、中村中同協副会長が「経営環境の変化と経営方針」をテーマに、現在の情勢認識と今後の対応について「アベノミクスの経済的影響や動向を見極め、21世紀型中小企業企業づくりをすすめ、振興条例を推進する必要がある」と問題提起がありました。

 続いて、香川同友会常任相談役・三宅昭二氏(三宅産業(株)取締役会長)が「同友会のリーダーの使命は何か」をテーマに基調報告を行いました。

 三宅氏は、「同友会のリーダーのあり方は、企業経営と同友会は不離一体として謙虚に本質を学び、その同友会の学びを実践で裏打ちしていくこと。同友会の学びで会社や自分がどう変わったのかいきいきと伝えていくことにある。同友会理念の体現者になりたいと日々学び実践している」と基調報告がありました。その後、「企業経営と同友会運動を不離一体とするために」をテーマにグループ討論で深めました。

 2日目は、拓殖大学教授・山本尚史氏より「強靭な企業づくりと地域づくり~エコノミックガーデニングの考え方を学ぶ」をテーマに研究課題として講演がありました。山本氏は「エコノミックガーデニングは企業家精神あふれる地元の中小企業が長生きして繁栄するようなビジネス環境を構築することにある。エコノミックガーデニング・中小企業振興条例・企業変革支援プログラムを三位一体として実践していく必要がある」と提起しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 6月 25日号より